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ロプステンのTTDの発表

プロトコルサポートチームが2022年6月3日に投稿

ロプステンのTTDの発表
  • ロプステンのマージで使用される最終合計難易度(TTD)の値は、**50000000000000000**に決定しました。
  • ノードオペレーターおよびステーカーは、2022 年 6 月 7 日までに実行レイヤーと合意レイヤーの両方のクライアントでTTD値を手動で上書きする必要があります。
  • プルーフ・オブ・ワークのテストネットのハッシュレートは変動しやすいため、ロプステンでのマージ実施の具体的なタイミングを正確に予測することは困難です。 ハッシュレートに予想外の変動が生じなければ、マージは2022 年 6 月 8 日から 9 日前後に実施される予定です。
  • マージを実施するには、ロプステンの実行レイヤークライアントを同期する必要がありますが、この同期には数時間から数日かかることがあります。

背景

今週初めに、ロプステンテストネットのプルーフ・オブ・ステークへの移行が発表されました。 プルーフ・オブ・ワークのテストネットのハッシュレートは不安定なため、アップグレードがサポートされているクライアントリリースは、人為的に高い最終合計難易度(TTD)を使用して構成されています。 これにより、ロプステンのビーコンチェーンの準備が整うまで、マージをトリガーできないようになりました。

昨日、ネットワークでマージを実施する準備を整えるために、ロプステンのビーコンチェーンのスロット24000でベラトリックスアップグレードがアクティベートされました。 移行をトリガーするための新たなTTD値は、**50000000000000000**に決定しました。

**ネットワークがこの合計難易度に到達する前に、ノードオペレーターおよびステーカーは、合意レイヤーと実行レイヤーの両方のクライアントで、新しいTTD値に手動でアップデートする必要があります。**ネットワークの現在の合計難易度は、ブロックヘッダーに含まれています。この値は、ノードを照会するか、ブロックエクスプローラーを使用することで確認できます。

ネットワークのハッシュレートに予想外の変動が生じなければ、2022 年 6 月 8 日から 9 日前後に上記の合計難易度の値に到達し、TTD値を超えると予想されています。

ロプステンのマージ対応クライアントバージョン

最終合計難易度の値を上書きするためには、ノードオペレーターおよびステーカーが、以下のクライアントバージョンまたはそれ以降のクライアントバージョンを実行する必要があります。 実行レイヤーと合意レイヤーの両方のクライアントは、マージ前に完全に同期されている必要があります。実行レイヤークライアントの完全な同期には、数時間から数日かかることがあります。

合意レイヤー

名前バージョンリンク
ライトハウスベイビーウィザード(2.3.0)ダウンロード
ロードスターv0.37.0ダウンロード
プリズムv2.1.3-rc.2ダウンロード
ニンバスv22.5.2ダウンロード
テクv22.5.2ダウンロード

実行レイヤー

名前バージョンリンク
ベスv22.4.2ダウンロード
エリゴンv2022.05.08ダウンロード
ゴー・イーサリアム(ゲス)v1.10.18ダウンロード
ネザーマインドv1.13.1ダウンロード

🚨 ブログ投稿には含まれません-エリゴンのリリース状況に応じて、以下のいずれかの注意事項を記載してください 🚨

(🚨1🚨) エリゴンに関する注:v2022.05.08 はロプステンのマージに対応していますが、マージ関連の複数の機能強化が行われたvXXXにアップデートすることをお勧めします。

(🚨2🚨) **エリゴンに関する注:**v2022.05.08 はロプステンのマージに対応していますが、マージ関連の複数の機能強化が行われたエリゴンの新しいリリースが、まもなく提供される予定です。 新しいリリースが利用可能な場合は、アップグレードして最適な操作環境を実現してください。

最終合計難易度の上書き

適切なタイミングでマージをアクティベートするためには、ノードオペレーターおよびステーカーが、実行レイヤーと合意レイヤーの両方のクライアントの最終合計難易度(TTD)値を**50000000000000000**に上書きする必要があります。

クライアントごとの上書き方法は以下のとおりです。

実行レイヤー

ベス

  • TOML 構成ファイルを使用する場合は、override-genesis-config=["terminalTotalDifficulty=5000000000000"]行を追加する
  • あるいは、CLI を使用してノードを開始する際に、フラグ--override-genesis-config="terminalTotalDifficulty=50000000000000000"を追加する

エリゴン

  • CLI を使用してノードを開始する際に、フラグ--override.terminaltotaldifficulty=50000000000000000を追加する

ゴー・イーサリアム(ゲス)

  • CLI を使用してノードを開始する際に、フラグ--override.terminaltotaldifficulty 50000000000000000を追加する

ネザーマインド

  • CLI を使用してノードを開始する際に、フラグ--Merge.TerminalTotalDifficulty 50000000000000000を追加する
  • これは、クライアントの構成ファイルまたは環境変数TerminalTotalDifficulty値を50000000000000000に設定することでも可能

合意レイヤー

ライトハウス

  • CLI を使用してノードを開始する際に、フラグ--terminal-total-difficulty-override=50000000000000000を追加する

ロードスター

  • CLI を使用してノードを開始する際に、フラグ--terminal-total-difficulty-override 50000000000000000を追加する
  • 詳細については、このブログ投稿を参照

ニンバス

  • CLI を使用してノードを開始する際に、フラグ--terminal-total-difficulty-override=50000000000000000を追加する

プリズム

  • CLI を使用してノードを開始する際に、フラグ--terminal-total-difficulty-override 50000000000000000を追加する
  • これは、構成ディレクトリにあるconfig.yamlファイルのTOTAL_TERMINAL_DIFFICULTY値をアップデートしてクライアントを再起動することでも可能

テク

  • CLI を使用してノードを開始する際に、フラグ--Xnetwork-total-terminal-difficulty-override=50000000000000000を追加する

よくある質問

ノードオペレーター、またはステーカーは何をすればよいでしょうか?

ロプステンのマージ実施の発表で説明したように、ノードオペレーターおよびステーカーは、ロプステンで実行レイヤーと合意レイヤーの両方のクライアントを上記のバージョンまたはそれ以降のバージョンにアップデートする必要があります。

アップデートの完了後、ノードオペレーターおよびステーカーは、実行レイヤーと合意レイヤーの両方のクライアントで上記のコマンドを使用して、ロプステンの最終合計難易度(TTD)の値を手動で上書きする必要があります。

最後に、実行レイヤーと合意レイヤーの両方のクライアントが、マージ前に完全に同期されていることを確認してください。 実行レイヤークライアントの完全な同期には、数日かかることがあります。

アプリケーション/ツール開発者は何をすればよいでしょうか?

ロプステンでマージが実行される今こそ、プルーフ・オブ・ステークへの移行時およびマージ後にアプリケーションやツールが意図するとおりに機能するかどうかを確認する最適なタイミングです。 以前の投稿で説明したとおり、マージはイーサリアムに展開されたサブセットコントラクトには、最小限の影響しか与えないため、破損の恐れはないはずです。 さらに、ユーザー API エンドポイントの大部分は安定しています(eth_getWorkなどのプルーフ・オブ・ワーク固有のメソッドを使用している場合を除く)。

とはいえ、イーサリアム上のほとんどのアプリケーションは、オンチェーン・コントラクトよりもはるかに複雑です。 今こそ、フロントエンドコード、ツール、展開パイプライン、およびその他のオフチェーン・コンポーネントが意図したとおりに機能することを確認するときです。 ロプステン(またはキルン)でフルテストと展開サイクルをすべて実施し、ツールや依存関係に関する問題をプロジェクトの管理者に報告することを強くお勧めします。 問題をオープンする場所をご存知ない場合は、こちらのリポジトリを使用してください。

イーサリアムユーザー、またはイーサ所有者がしなければいけないことはありますか?

いいえ。 イーサリアムメインネットは、このテストネットの影響を受けません。 今後、メインネットの移行前に、このブログでアナウンスを行う予定です。

マイナーがしなければいけないことはありますか?

いいえ。 イーサリアムメインネットまたはロプステンでマイニングを行っている場合は、マージ後はどちらのネットワークも完全にプルーフ・オブ・ステークで稼働するようになることに注意してください。 その時点で、マイニングできなくなります。

ロプステンのマージは 2022 年 6 月 8 日から 9 日前後に、イーサリアムメインネットのマージは今年後半になると予想されています。

マージの時期

この投稿の公開時点で、イーサリアムメインネットのプルーフ・オブ・ステークへの移行日は決定していません。 「移行時期が決まっている」などと語る情報源は、詐欺である恐れがあります。 今後のアップデートはこのブログに掲載しますので、 これらの詐欺には十分ご注意ください!

ロプステンで問題が見つからなければ、クライアントテストの完了後にイーサリアムのその他のテストネットでマージが実施されます。 ゴエリとセポリアが正常に移行して安定した場合は、ベラトリックスのアップグレードのためにビーコンチェーンのスロットの高さが選択され、メインネットの移行に最終合計難易度が設定されます。 次に、クライアントはメインネットでのマージを可能にするリリースを作成します。 これらについては、ブログやその他のコミュニティの出版物で発表が行われます。 以下の図は、上記のプロセスを示しています。

上記は、すべてが期待どおりに進むことを前提としています。 プロセスのいずれかの時点で問題が見つかった場合、またはテストカバレッジが不十分であると判断された場合、展開プロセスは一時中断し、問題の解決後に再開します。

その時点で初めて、マージの具体的な実施日を見積もることができます。

つまりは、🔜 ということです。

この投稿は英語から翻訳されたものです。そのため、完全には正確ではない、または最新のものではない場合があります。オリジナルの英語版は、英語をご覧ください。

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